2015.05.27
ピルについてのQ&A
横浜 の皆さま、こんにち は!!incho
田渕 レディース ク リニック院長 の田渕 です。
ピルのご案内5回シリーズの4回目です。
今回 は、「 ピルについての疑問や質問など Q1~10」についてをご案内 させて頂きます。
Q1:ピルには副作用があると聞きますが大丈夫でしょうか
A. 個人差はありますが副作用として次のような症状が起こることがあります。
体内のホルモンバランスが今までと違った状態になることで、マイナートラブル(吐き気・頭痛・不正出血・胸のはり・倦怠感など)が起きます。
副作用は服用開始からだいたい2~3ヶ月以内に治まってきます。
頭痛や吐き気がある場合は市販の頭痛薬や吐き気止めを併用しても特に問題はありません。
Q2.市販の頭痛薬や吐き気止めを併用しても問題有りませんとA1でのご回答ですが、他に飲み合わせの悪い薬はありますか
A. 他の効果が弱まったり、一緒に服用する薬の効果が弱まったり、強まったりすることがありますが、特に生命の危険にかかわるような飲み合わせの悪い薬はありません。
風邪薬、頭痛薬、胃腸薬など問題ありません。
Q3.ピルとサプリメントの併用は問題ありませんでしょうか
A. サプリメントにはいろいろな成分が入っていますが、相互作用のあるハーブなどが多く入っていなければ問題ありません。ダイエットサプリなどで激しい下痢を起こして体重を落とすようなものは吸収不全の危険が出てきますので併用はおすすめできません。
A. 飲みすぎて吐かないようにしてください。吐いてしまうと吸収不全の原因となり効果が薄れます。
A. ピルを服用している間は、毎月ほぼ正確に月経と同じ様な出血があります。月経の起こる時期がわかるので予定が立てやすくなり、仕事の出張や旅行など計画も立てやすくなります。
Q6.ピル服用を止めた時など、妊娠に悪影響はないでしょうか
A. ピルは不妊症の治療薬として使用されています。
ピル服用でかえって将来の不妊が減ることもわかっています。
服用を中止すると1~2ヶ月以内に月経が起こり妊娠可能となり悪影響は報告されていません。
Q7.ピルを飲むと太と良く聞きますが本当でしょうか
A. ピル服用で体重が増加するとの研究報告は特別御座いません。
ピル服用の臨床試験ではほとんどの女性が±2キロの変動のみで、服用していない人の体重変動は見られません。体重変動は加齢など他の要因もあります。規則正しい食生活習慣を行っていれば太ることは有りません。
Q8.ピルがきちんと飲めたかどうか神経質になります
A. 小さな錠剤なので不安を持つ人や避妊に真剣がゆえに神経質になってしまうことがあるようです。
水で服用する際、口に入れた後に錠剤があることを舌先で確認してから飲み込むとなどを習慣づければよいでしょう。
Q9.ピル服用後に嘔吐、水状の下痢をしてしまった場合は効果はどうなるでしょうか
A. ピル服用4時間以内に激しい嘔吐や下痢があると吸収不全の恐れが出てくる為、追加服用の対処をして下さい。ただし、日常的にお腹が多少ゆるい人や激しい下痢でなければピルの成分も吸収されていると考えられますのでその必要はないでしょう。
A. 低用量ピルの場合は1日に2錠飲んでしまっても特に問題ありません。ホルモン量が中用量ピル1錠を飲んだと同じ程度になるだけですが1日2錠飲んでしまったことで1日分ずれてしまう為、予備のシートなどがあれば調整をし、休薬期間の7日間は必ず厳守してください。
予備のピルを準備しておくことをお奨め致します。