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2018.06.15

妊娠の初期症状について2

横浜市の田渕レディスクリニックです。
今回は前回に引き続き妊娠の初期症状についてお伝えします。

妊娠初期症状の特徴

・胸の張りや痛み
妊娠すると女性ホルモンが急増し、黄体ホルモンによって乳腺や乳管が活性化したり、血液量を増やす働きによって胸の張りや痛みが生じます。
月経前などに胸の張りを感じる人がいますが、妊娠している場合の胸の張りは月経前より強く張る、強い痛みを覚える場合があります。

・腰痛
妊娠初期症状とは関係のない場合もありますが、着床すると分泌されるリラキシンというホルモンによって腰痛が起こる場合があります。リラキシンには骨盤を緩める働きがあり、周囲の筋肉や関節に負担がかかることなどにより腰痛が起こるとされています。

・腹痛や下痢
妊娠初期は子宮が大きくなろうとして、子宮内の筋肉が収縮することで腹痛の症状が出る場合があります。
通常の月経痛よりも痛みが強い、また痛みが長期間続くようであれば、流産や子宮外妊娠の可能性もありますので、すぐにクリニックに相談するようにしてください。

・頻尿
妊娠3ヵ月ごろまでは子宮が大きくなっていくにつれて膀胱を圧迫し、頻尿になることがあります。
4か月ごろを過ぎると収まっていくことが多いですが、妊娠後期になると、今度は大きくなったお腹によって膀胱が圧迫され、頻尿になる場合もあります。

・イライラする、情緒不安定になる
月経前と同様に、妊娠中はホルモンバランスが急速に変化するので、ささいなことでイライラしたり、不安になったり、涙もろくなってしまうなど、情緒不安定になりやすくなります。
自分をせめたりせず、リラックスしたり、気分転換できる環境を作るようにしましょう。
もしもご自身でのコントロールが難しいほどであれば、一度クリニックに相談してください。

◆妊娠初期症状がない場合も

妊娠初期症状は、必ずしもすべての人に現れるわけではありません。妊娠初期症状が全くないまま、月経がこないことなどから妊娠が発覚するケースもあります。また、同じ人でも妊娠の1回目と2回目とで初期症状の有無や程度などが異なる場合もあります。
妊娠初期症状があってもなくても、お腹の赤ちゃんに影響があることはないとされていますので、妊娠初期症状がなくて不安な気持ちになっていらっしゃる場合は、心配する必要はないので安心してくださいね。

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