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2015.04.09

下腹部の痛み

横浜 の皆さま、こんにち は!!

田渕 レディース ク リニック院長 の田渕 です。
今日 は、「下腹部の痛み」についてをご案内 させて頂きます。

ピルは含まれる黄体ホルモン成分の種類で第一世代、第二世代、第三世代に分類されます。

下腹部の痛み

お腹が痛い下腹部の痛みは原因がいろいろあります。
骨盤内には、腸・膀胱・尿管といった内臓器と、子宮・卵巣・卵管などの女性器があります。そのため一概に「お腹が痛い、下腹部が痛い」といっても、原因はさまざまです。

 

婦人科系の下腹部痛

毎月決まって、月経と月経の間に下腹部がシクシク痛むなら排卵にともなう腹痛が考えられますね。排卵痛かどうかは、基礎体温をつけながら症状が出る時期を記録することが大切です。毎月体温が低温期から高温期にかけて変化する辺りで症状が現れるのであれば、恐らく排卵痛と診断されます。

 

その他には子宮筋腫や子宮内膜症の可能性もあります。
月経中の下腹部痛といえば月経痛ですが、痛みの症状が進行性で月経の量も増えてくる場合です。子宮内膜症が進行すると性交時や排便時にも下腹部痛が見られます。

突然、月経痛が強くなるような場合には性器クラミジア感染症などに感染していることもあります。また、月経が始まる前に下腹部痛が見られることがありますが、月経前の10~14日に痛みが続く、月経開始とともに消失する、月経が始まると月経痛に移行するものなど、さまざまなケースがあるようです。

発熱をともない急激に悪化する痛みは、子宮付属器炎や骨盤腹膜炎の可能性があります。また、左右どちらかの下腹部が突然激しく痛む場合は卵巣のう腫茎捻転(らんそうのうしゅけいねんてん)、月経が遅れていて激痛があるときは流産や子宮外妊娠の疑いがあり、これらはどちらも緊急を要しますので必ず病院で適切な検査を受けて下さい。

婦人科の病気以外の下腹部痛

 

下痢や嘔吐をともなう急性の下腹部痛は腸炎、下痢や嘔吐がないのに下腹部が痛むときは、便秘のこともあります。やたらとトイレが近くなり、排尿時にシクンとした痛みや残尿感がある場合は、膀胱炎かも知れませんね。

腰から下腹部にかけての強い痛みと血尿があるときは、尿路結石の可能性があります。右の下腹部が痛む場合は虫垂炎が疑われます。
いずれも内科の検査が必要ですから、こうした症状があったら内科にかかりましょう。

卵巣のう腫茎捻転(らんそうのうしゅけいねんてん)

卵巣は女性の骨盤内に左右一つずつ存在し、子宮のかど(角部)からやや後方に位置し、卵管の下に垂れ下がっている状態で存在しています。
卵巣のう腫とは、卵巣の中に液状成分がたまって腫れている状態で、よくみられる卵巣のう腫の1つに皮様嚢胞腫(ひようのうほうしゅ)があり、のう腫の中には髪の毛や脂肪組織、軟骨などの成分が蓄積しているのが一般的です。

 

卵巣のう腫が発生し、子宮とつながっている部分がねじれることがあり、これを卵巣のう腫茎捻転と呼んでいます。

一般的には、卵巣のう腫が5~6cm近くに成長すると茎捻転を起しやすくなるようで、茎捻転を起こした場合の主な症状としては、お腹の痛みですが、ねじれかけても元に戻ることもあり、その場合には痛みはいったん治まります。、完全にねじれてしまうと、卵巣に血液が届かなくなり、壊死を起こし、激痛の為、救急車で運ばれる場合も少なくありません。

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