子宮腺筋症(しきゅうせんきんしょう)

横浜 の皆さま、こんにち は!!incho

田渕 レディース ク リニック院長 の田渕 です。
今日 は、「 子宮腺筋症」についてをご案内 させて頂きます。

子宮腺筋症は、何らかの原因により子宮筋層(子宮の壁に相当する部分です)内で発育する病気です。
エストロゲン依存症に増殖するものと考えられ、子宮内膜症と同様に、子宮内膜様組織が月経の度に増殖及び剥離を繰り返し様々な症状をおこします。子宮筋腫02
主に30代後半の女性に多くみられますが、最近は20代であっても腺筋症になる女性が増えており、月経を重ねるごとに、増強する月経痛、過多月経、月経期間の延長などにも及びます。

以前は、子宮以外にできる内膜症を外性子宮内膜症と呼び、子宮にできる腺筋症は内性子宮内膜症と呼んでいましたが、
現在では独立した病名となっています。このように、子宮腺筋症は子宮内膜症と同じような性質を持った病気ですね。

子宮腺筋症の診断

内診にて、びまん性に肥大した弾性のある子宮を触知します。shutterstock_114282262
血液検査で、血中にCA125(卵巣がんの腫瘍マーカー)値の上昇が認められたり、エコーにて、子宮筋層の肥厚(ひこう)が認められたりします。

具体的な治療としては

症状の程度、年齢、挙児希望の有無に応じて治療法を選択しますが、根治療法は手術療法を行います。

1.薬物療法

・NSAIDs(エヌセイズ鎮痛薬)
※エヌセイズ鎮痛薬は、抗炎症作用、鎮痛作用、解熱作用、抗血小板作用など様々な薬理作用を持ち、 リウマチ、頭痛、歯痛、外傷、術後痛、発熱などに対し、日常の医療で頻繁に用いられています。
・低用量ピル
・低用量ダナゾール
過多月経に伴う鉄欠乏性貧血には,鉄剤を投与します。
torifabo

2.手術療法:子宮腺筋症切除術、単純子宮全摘術

〇単純子宮全摘術
少子化、晩婚化の影響もあって20代~30代前半の未産婦にも増加しています。
根治療法は単純子宮全摘術を行うことですが、未産婦の場合、挙児希望が有れば手術は行えませんので子宮腺筋症切除術を行います。

〇子宮腺筋症切除術
妊孕性(にんようせい:妊娠のしやすさ)を残す手術として、子宮腺筋症切除術があります。
対象となるのは、挙児希望があり、腺筋症が腫瘤形成型である場合です。
腹腔鏡または開腹手術により腫瘤のみを切除します。
子宮筋腫と異なり、正常筋層との境界が不明瞭であるため再発率が高くなりますが、約40%に術後妊娠が認められます。

アドバイスshutterstock_201441461

早期発見が大切です。婦人科での
定期検診をお勧め致します。
何かおかしいなぁーと思うような事が有れば迷わずに婦人科で診察を受けて下さいね。

PAGE TOP