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トキソプラズマと妊娠の関係

横浜市の田渕レディスクリニックです。田渕レディスクリニック田渕院長の写真
今回はトキソプラズマと妊娠の関係についてお伝えします。

◆トキソプラズマって?
トキソプラズマは正式名はトキソプラズマ原虫と呼ばれる多くの動物が持っている寄生虫の一種で、人にも感染しますが、感染しても免疫力のある大人であればほとんど症状は出ません。ですが、妊娠中に感染した場合、赤ちゃんが先天性トキソプラズマ症と呼ばれる、発達障害や麻痺といった症状を伴う病気を発症することがあります。
赤ちゃんへの感染率は妊娠初期が一番低く、妊娠後期へ向かうにつれて高くなっていきますが、逆に症状の発症率は妊娠初期が一番高くなっており、後期になるほど発症率は低くなり、症状がまったく出ない不顕性感染で済むことも多くなります。
日本の場合、赤ちゃんの先天性トキソプラズマ症を発症する割合は1万出生で1.26人で、100万人の赤ちゃんが誕生した場合126人の赤ちゃんが先天性トキソプラズマ症に感染する計算になりますが、そのうち、症状を伴っている赤ちゃんは約10%ほどだといわれています。

先天性トキソプラズマ症の赤ちゃんの症状
・運動発達の遅れ
・精神発達の遅れ
・脳性麻痺
・視力障害
・流産、死産

トキソプラズマ感染の主な原因はペット(ネコ)の世話や、ガーデニングなどの土を触る行為、生肉や生ハム・フレッシュチーズなどの摂取が原因で感染します。
目や口といった場所にトキソプラズマの菌が入り込んだ場合に起こるので、空気感染したり、トキソプラズマ症の動物や人に触っただけでは感染しないことが特徴です。

◆トキソプラズマ感染を予防するには
主な感染ルートである食べ物やペット(ネコ)の世話、ガーデニングなど土いじりの際にネコの糞に気を付けるようにしましょう。

・肉料理は十分に加熱してから食べるようにする
・生の肉や生野菜に触れた後は手をよく洗う
・ガーデニングや畑仕事をする場合にはマスクや手袋を着用し、使用後は手と顔を洗う
・ペットの排泄物を処理する場合は手袋を使って行い、終わった後は手をよく洗う

生肉や生ハムを食べても、その中にトキソプラズマが含まれていなければ感染の心配はありません。ですがトキソプラズマがいるかどうかを確かめることはできないので、妊娠中に生肉や半生の肉類を食べるのは控えるほうがよいでしょう。
もしもうっかり食べてしまい、トキソプラズマに感染してしまったか心配なようであれば、相談するようにしてください。

この記事が書かれた日:2018年04月07日

カテゴリ:トキソプラズマ

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