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妊娠中の「切れ痔」について

横浜の皆さま、こんにちは!! 田渕 レディース クリニック院長 の田渕 です。incho
以前にイボ痔についてご案内をさせていただきました。続編として今回は妊娠中に多く見られる切れ痔について、ご案内いたします。

排便がなくて苦しいなぜ妊娠中に多いのか?
切れ痔の症状が出る前に、まず妊娠中に多い便秘について説明します。
妊娠によって「黄体ホルモン」の動きが活発になり、腸の動きを鈍くします。妊婦の体内では子宮がどんどん大きくなり、腸や肛門周辺を圧迫します。それにより血流が悪くなり、腸の動きも低下してしまいがちです。結果、便秘がちになってしまうのです。

また妊娠中はどうしても運動不足になってしまい、便が硬化してさらに便秘になってしまいます普段であれば気軽に便秘薬を飲むこともできますが、妊娠中はそうもいかず、排便時に無理に出すことで肛門を傷つけて出血し切れ痔になってしまうのです。

切れ痔まで行かずとも、一度肛門が切れてしまうことにより、痛みや恐怖感が原因で、りきむことに対して排便時に躊躇してしまい、さらに便秘が進むという悪循環に陥ってしまいます。
妊娠中に、「便秘」から「切れ痔」になる方が多いのはこのためです。

心がけたいこと便秘の解消には水分補給
「便秘」や「切れ痔」を防ぐためにまずは水分をたっぷりと摂りましょう。その際に、体を冷やさないように夏でも暖かい飲み物をおすすめします。体温が高い妊娠さんが暑い時期に熱いものを飲むことに抵抗を感じますが、ノンカフェインのお茶やホットミルクを飲むことで血行が良くなります。飲んだ後は楽な姿勢で横になり、心も体もリラックスしましょう。

横になる際は上向きではなく横向きになってください。腸の圧迫を防ぐためです。柔らかい枕やクッションなどをおなかの下に引き、おなかに負担がかからないようにしながら、腰を自分でマッサージしてみてましょう。妊娠中、特におなかが大きくなってくると、それをカバーするために自然と無理な姿勢になることが多く、腰の周辺の筋肉もがちがちになってしまいます。無理のない範囲で優しくマッサージするとこわばりがとけ、腰周辺の緊張も解けていき、そのリラックスは腸内にも影響があります。

便秘の解消に取り組むことにより、切れ痔の原因となる無理な排便を避けることが出来ます。
切れ痔の最大の要因は便秘ですので、薬に頼らず、便秘解消から始めてみましょう。

この記事が書かれた日:2016年10月28日

カテゴリ:妊娠中,

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