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性感染症「性器ヘルペス感染症」とは

incho横浜の皆さま、こんにちは!! 田渕 レディース クリニック院長 の田渕 です。
前回は「腟トリコモナス症」についてご案内させていただきました。
今回は「性器ヘルペス感染症」についてご案内いたします。

性感染症「性器ヘルペス感染症」
性器ヘルペスウイルス感染症は、単純ヘルペスウイルス(HSV)の感染により、性器や性器の周辺がただれたり、水膨れ等の病変が形成される性感染症です。
男性より女性の患者数が多く、女性がかかりやすい病気で、症状も女性のほうが重い場合が多いです。
感染はHSVに感染している相手との性交によって起こることがほとんどで、最近では口唇性交により性器から口へ、または口から性器にヘルペスが感染することが増えています。
性行為だけでなく、感染者との日常品の共有(タオルやコップなど)でも感染したり、公衆浴場や便座なども感染の要因になりえます。
そのため性行為で感染したのか、ほかの要因で感染したのか、自分がウイルスを保菌していたのか、感染経路を完全に特定することは難しいです。
性器ヘルペス感染症は初感染の場合は4~10日間の潜伏期間をおいて発症し、潜伏期間中は症状が出ません。
491410発症後は患部に水ぶくれや潰瘍ができ、強い痛みから歩行や排尿が困難になる場合もあります。38度以上の発熱やリンパ節の腫れや痛み、女性特有の症状として膀胱や子宮頸部などにも影響があらわれたりします。
またウイルスが髄膜にまで達して髄膜炎を起こす場合もあり、激しい頭痛や、排尿困難や便秘を伴うこともあります。

性器ヘルペス感染症は一度かかってしまうと完治しない性感染症で、投薬治療などで症状は治まるものの、疲労やストレス、月経や性交、その他の刺激がきっかけとなって再発を繰り返します。
個人差はありますが年に1~2回の人もいれば、ひと月に何度も繰り返し症状が出る人もいます。
ですが、症状のあらわれる範囲や治るまでの期間は、初めて発症したときと比べると軽いことがほとんどです。

性器ヘルペス感染症の予防には、HSVに感染している相手との性的接触を避けることが一番ですが、性器や口腔にはっきりした症状がなく、見た目では判別できないことも多いのでなかなか困難です。
パートナーがHSVを保有していないことが分かっている場合以外では、予防のためにコンドームを使用することが一番です。

検査・治療
治療には投薬を用い、症状が出ている場所や程度により使い分けられています。ですが性器ヘルペス感染症を完治させることはできないので、前兆を感じたり、症状が出始めたりしたら、できるだけ早い時期に治療を始めましょう。464745
また性器ヘルペス感染症は体調やストレスを感じた際などに再発してしまいます。ですので再発予防として、ストレスを溜め過ぎず、規則正しい生活習慣を送ることが大事と言えます。バランスのとれた食事と睡眠、運動を心掛けましょう。

性器ヘルペス感染症で起こる様々な症状を挙げましたが、ここで気をつけたいのは皮膚の水ぶくれやかぶれ、膀胱や子宮内部の炎症などの症状を引き起こす原因は、性器ヘルペス感染症だけとは限らないということです。
性器ヘルペス感染症の症状に似ているため間違えやすい疾患は他にも存在しているので、自身の判断だけで決めつけず、クリニックなどで必ず性感染症の診断を受けるようにしてください。 

この記事が書かれた日:2016年08月26日

カテゴリ:かゆみ, ストレス, 便秘, 性感染症, 月経, 生理

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