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おりもの(帯下)と膣炎について

横浜 の皆さま、こんにちは!!incho
田渕 レディース クリニック院長 の田渕 です。

今回は「おりものと膣炎」についてご案内させて頂きます。

おりものは医学的には「帯下(たいげ)」とよばれます。
膣粘液、膣上皮、子宮頸部粘液などから構成され、通常時も少量は認められます。
しかしおりものが次のような場合、なんらかの病気の可能性が考えられます。

●普段より量が多い

●灰色、緑色、黄色など色があったり、白いかたまりなど状態の変化がある

●膣にかゆみやヒリヒリした痛みを伴う

女性の悩み

 

ただしこのような場合でも、排卵時の子宮頚管粘液の増加に伴い、生理の前14日前後のおりもの量は増加は病気ではありません。それとおりものの異常を感じた場合、直ぐに性病(性行為感染症)?と思われる方がいらっしゃいますが、決してそうではありません。

性病ではなく、おりものに異常が見られる場合は各膣炎が疑われます。

 

 

さまざまな膣炎
膣内には常在菌が存在し、膣内のpH値を4~5に保ち、病的細菌の増殖を防いでいます。
しかし常在菌が減少したり、混入する細菌などが増えると膣炎となります。

膣炎でも特に多くみられるのが病原性の低い細菌が繁殖する細菌性膣炎です。治療も比較的短期で、数回の膣錠挿入で治癒します。

痒みを伴うもので頻度が高いのはカンジダ膣炎です。原因のカンジダは真菌(カビの種類)kin_kabiで、どこにでも存在します。一度罹患して完全に治癒していないと何度も繰り返すことになりますので、完全に膣内にいないことを確認、完治させることが重要です。市販の軟膏で一時的に痒みがなくなるけど、生理前に症状がまた出る場合など、カンジダ膣外陰炎が考えられます。

閉経した方では、膣粘膜の細胞が萎縮することによって生じる萎縮性膣炎もあります。
もちろん性行為感染症・STDにより、発症する膣炎や疾患においても、おりものの異常は見られます。トリコモナス膣炎、クラミジア頸管炎、淋菌感染症などがそうです。

おりものの異常の原因としては上記にあげた膣炎が多いのですが、稀に子宮頚癌や卵管癌などの疾患もありますので、変だと思い特に長期になった場合は、婦人科を受診して下さい。

この記事が書かれた日:2016年02月06日

カテゴリ:おりもの, かゆみ, 膣炎

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